「OculusQuest」はソフトが少ない!
そこでSteamVRのゲームやDMMプレーヤーを無料で楽しむ一番かんたんな方法を紹介します!
環境が整えば「SkyrimVR」や「VRカノジョ」などの人気作品が「OculusQuest」で無線で楽しめるようになります。
私自身、情報をかき集めながら、手探りで対応して、この方法が一番かんたんだ!と感じた手順を紹介します!
- 「SteamVR」に必要な機器・環境
- 「SteamVR」に対応する方法
- 「DMMVR動画プレーヤー」と追加ゲームについて
目次-クリックでジャンプ!-
【OculusQuest】SteamVRゲーム+DMM動画+ゲーム追加
この記事のとおり進めると「OculusQuest」で、次のことが出来るようになります。
- 無線で「SteamVR」が使える
- 無線で「DMMVR動画プレーヤー」が使える
- 正規ストア以外のゲームを追加できる
ただし・・・
私の場合、特に大きな問題は生じていませんが、もし、正規の手順以外でのアプリインストールなどはイヤだという場合、この記事はお役に立てないので、今後、「OculusLink」などに期待しましょう!
では、具体的な準備や手順の紹介に入りますが、「SteamVR」を使えるまでには結構手順があって正直めんどくさい!
私自身、情報をかき集めながら苦労した経験を踏まえ、この方法が一番かんたん!と感じた手順を紹介します!
【OculusQuest】「SteamVR」対応に必要な機器・環境
「OculusQuest」を「SteamVR」や「DMMVR動画プレーヤー」に対応させるには、大きく分けて3つ必要なものがあります。
<必要なもの>
- プレイするゲームに対応したPC(Windows8以上)
- 高速な無線ネットワーク
- USBケーブル(typeC)
「正規ストア以外のゲームを追加」するだけなら、高速無線ネットワークはなくても大丈夫です。
①プレイするゲームに対応したPC
SteamVRなどを楽しむには、PCで処理したものを「OculusQuest」に送信することになります。
このため、そもそもPCで遊べないソフトを「OculusQuest」に飛ばすことはできません。
あらかじめ「Steam」でお目当てのゲームの要件を確認しておきましょう!
例えば、SkyrimVRの場合は高性能なPCが必要です。
<SkyrimVRに必要なPCスペック>
項目 | 最低 | 推奨 |
OS | Windows 7/8.1/10 (64-bit versions) | Windows 10 (64-bit) |
CPU | Intel Core i5-6600K or AMD Ryzen 5 1400 or better | Intel Core i7-4790 or AMD Ryzen 5 1500X |
メモリ | 8 GB RAM | 8 GB RAM |
グラフィック | Nvidia GeForce GTX 970 / AMD RX 480 8GB or better | Nvidia GeForce GTX 1070 8GB / AMD RX Vega 56 8GB |
DMM動画だけ見たい!という場合は、PCの性能はあまり考えなくても大丈夫です!
ただ、今回紹介する手順では、「Windows8」以上対応の「SideQuest」というアプリを使うため、Windows8以上のPCを準備してください。
②高速な無線ネットワーク
PCで処理したものを「OculusQuest」にWifiで飛ばすことになるため、高速な通信環境が必要になります。
- 光ネット回線は必須
- 無線は「IEEE802.11ac」の通信規格がベスト!
- 「IEEE802.11a」でも、「VRカノジョ」やDMM動画くらいなら問題なし
もし、この機会に無線ルーターを買い替えるのであれば、以下のような最新技術を一通り対応している機種がおすすめです。
- 「IEEE802.11ac」867+300Mbps
- ギガビットポート(1,000Mbps)対応
- 同時通信でも高速「MU-MIMO」対応
値段もおどろくほど安かった(3,000円台)ので、もし、数年間無線ルーターを買い替えてないのであれば、この機会に変えるのもおススメ。
というか、実際に私が買ったんですが、速度40Mbps → 200Mbps超えになってビビりました。
③USBケーブル(typeC)
これはPCとOculusQuestをつながればOKです。
私は持っていたものを使いました。長めの方がOculusQuestを置く場に困らなくて使いやすいです。
【OculusQuest】「SteamVR」・「DMMVR動画」・「正規ストア以外のゲーム」に対応する方法・手順
いよいよ「OculusQuest」で「SteamVR」を使う具体的な手順です。
通常のUIでの操作で完結しており、「コマンドプロンプト」などは使っていません。
- Step① OculusQuestを開発者モードに変更
- Step② PCに「SideQuest」をインストール
- Step③ PCにOculusQuestのドライバをインストール
- Step④ PCに「ALVR」をインストール
- Step⑤ OculusQuestに「ALVR」をインストール
- Step⑥ PCに「SteamVR」をインストール
- Step⑦ 「ALVR」を起動
- Step⑧ 「SteamVR」を起動
- Step⑨ PCに「DMMVRプレイヤー」をインストール
- Step⑩ 「DMMVRプレーヤー」を起動
- Step⑪ おまけ「SideQuest」からゲームをインストール
⑪Stepということで、あたまが痛くなってきたでしょうか?
私は手探りだったので時間がかかりましたが、1つずつやっていけば、それほど面倒な作業はありません。
この記事に沿って進めていけば、15~30分もあれば終了すると思います!
では、やっていきますよ~!
Step① OculusQuestを開発者モードに変更
「SideQuest」を使う準備として、「OculusQuest」を開発者モードに変更します。
開発者登録をしなくてはいけないので、ざっと読んで登録してもOKと思えれば先に進んでください。
開発者モードへは、スマホのOculusアプリから変更可能!
スマホアプリの「設定」からQuestの接続を確認し、その他の設定をクリック
開発者モードをクリック
開発者モードをオンにすると、以下のような案内が出るので「作成開始」
作成開始をクリックすると、ブラウザで開発者登録に進みます。
ページの下の方に進むと、開発者登録のためのURLがあるのでクリック
団体の名前を登録します。公開されても良い任意の名前でOKです。
開発者機密保持契約を確認し、問題ない場合はチェック
開発者モード設定が終了!
おつかれさまでした。
これで「開発者モード」への変更が完了です!
Step② PCに「SideQuest」をインストール
PCに「SideQuest」をインストールします。
「SideQuest」は、Oculusに正規ストア以外のアプリをインストールするためのソフトです。
「SideQuest」のホームページからダウンロードしましょう!
<SideQuestホームページ>
https://sidequestvr.com/#/download
SideQuestをインストール
ダウンロードしたファイルを実行してインストールします。
実行中のユーザーのみで使う場合は「現在のユーザーのみ」でOKです。
インストール先を選択 こだわりがなければそのままでOK
セットアップ終了です!
Step③ PCにOculusのドライバをインストール
次は、PCにOculusのドライバをインストールします。
Oculusの公式ページからadbドライバをダウンロード
<Oculusドライバのページ>
https://developer.oculus.com/downloads/package/oculus-adb-drivers/
ダウンロードしたドライバをインストール
ダウンロードしたファイルから「android_winusb.inf」を選択。
右クリックから「インストール」を実行します。
1秒もかからずインストールが完了します。
Step④ PCに「ALVR」をダウンロード
SteamVRを遊ぶためのソフト「ALVR(サーバー側)」をPCにインストールします。
開発者プラットフォーム「GitHub」から「ALVR」をダウンロード
<GitHun ALVRのページ>
https://github.com/JackD83/ALVR/releases/
私の見ている時点では、「Experimental v7」が最新ですが、その時点の最新のバージョンをダウンロードします!
PC用のサーバーアプリ「ALVR.zip」をダウンロードしますが、日本語フォルダーの下に置くと、うまく起動できない場合があるので、「C:\Program Files」など適当な場所に置きましょう。
ZIPファイルを解凍すると、実行ファイルの「ALVR.exe」があるのでALVR起動の準備完了です。
Step⑤ OculusQuestに「ALVR」をインストール
SteamVRを遊ぶためのソフト「ALVR(クライアント側)」をOculusQuestにインストールします。
開発者プラットフォーム「GitHub」から「ALVR」をダウンロード
<GitHun ALVRのページ>
https://github.com/JackD83/ALVR/releases/
Oculus用のクライアントアプリ「ALVRClient-v2.4.0_experimental_v7.apk」をダウンロード場所はどこでもOKです。
※ ファイル名は、バージョンにより異なります。
OqulusQuestとPCをUSBケーブルで接続
OqulusQuestとPCをUSBケーブルで接続します。
接続するとOculusQuest側で許可を求められるので承諾しましょう!
「SideQuest」を起動して、左上が緑なら接続されています。
次に先ほどダウンロードした「ALVRClient-v2.4.0_experimental_v7.apk」ファイルを「SideQuest」の左上の部分にドロップすれば、インストールが始まります。
インストールが終了すれば、PCからOculusQuestを外してOKです。
Step⑥ PCに「SteamVR」をインストール
PCに「SteamVR」をインストールします。既にインストールしている人は必要ありません。
<Steamストア>
https://store.steampowered.com/
から、SteamVRをインストールします。
https://store.steampowered.com/app/250820/SteamVR/
SteamVRをインストールしたあとは必ず一度起動しておきましょう!
Step⑦ 「ALVR」を起動
いよいよ「ALVR」を起動します。
PC側とOculusQuest側の両方でソフトを起動させます。
PC側で「ALVR」を起動
ソフトを起動します。この時点でHeadsetは見つかりません。
PCに「ALVR」のドライバをインストール
「PC側ALVR」の「About]から「Install driver」をクリックして、ドライバをインストールしておきます。
この作業は数秒で終了します。
OculusQuest側で「ALVR」を起動
OculusQuestのライブラリの「提供元不明のアプリ」から「com.polygraphene.alvr」を起動!
このような画面になれば、接続待機状態でOKです。
PC側のALVRからOculusQuestと接続!
OculusQuestで「AVLR」を起動した状態で、PC側で「ALVR」を起動します。
すると、OculusQuestが見つかるので「Connect」をクリックします。
やっと接続終了です!これでほぼ設定は終了!
Step⑧ 「SteamVR」を起動
先ほどの「PC側ALVR」の「Connect」をクリックしたあとに、「StartServer」をクリックするとSteamVRが起動します!
おつかれさまでした。これで目的達成です!
この後は「SteamVR」のセッティングが始まります。
気を付ける点として「立位のみ」を選択しましょう!
体験版のあるソフトなどでテストプレイしてみよう!
私は「VRカノジョ」に体験版があったので、まったくプレイしたくなかったのですが、いたしかたなく渋々プレイしてみました。
はじめまして!
はじめまして!とか言ったそばから、あちこち触っても怒られません。
髪のつや感とか素晴らしいですね。ん?扇風機?
選択肢「スカートの中を覗きますか?」
もちろん紳士の答えはNO!
「本当に覗かないのですか?」
そこまで言うなら、しょうがない!
少し覗いてみましょう!
PCからデータを飛ばして、プレイしているのですが、操作にまったく違和感を感じません。
Steamのゲームが選択肢に入ると、遊ぶゲームの幅が一気に広がります!
Step⑨ PCに「DMMVRプレーヤー」をインストール
PCに「DMMVRプレーヤー」をインストールします。
https://www.dmm.com/digital/vr/howto.html
通常のソフトと同じようなインストールなので、詳細は省略します。
「DMMVRプレーヤー」は必要ない人は飛ばしてください。
Step⑩ 「DMMVRプレーヤー」を起動
おまちかね?の「DMMVRプレーヤー」起動!
ここまでくると簡単で、「ALVR」でOculusQuestとPCが繋がっている状態で、「DMMVRプレーヤー」を起動します!
DMMで購入した「wsdcf」動画ファイルをPC側で「DMMVRプレーヤー」にドロップします。
ドロップすると、ログイン情報を求められるので、動画を購入したアカウント情報を入力!
そうすると自動的にOculusQuestの画面に「DMMVRプレーヤー」が映ります。
再生・早送りなどもコントローラーから可能です。
Step⑪ おまけ「SideQuest」からゲームをインストール
おまけですが「SideQuest」のゲームのタブを見ると、正規ストアで見たことのないものがたくさんあります。
無料のものも多く「SideQuest」でインストールをクリックするだけで遊ぶことができます。
私は「忍(NinjaLegends)」のデモ版をプレイしてみましたが、かなりクオリティの高いゲームでした。
「SideQuest」でインストールしたゲームを遊ぶには、ALVRの起動と同じように「提供元不明のアプリ」から選択。
もし、アプリをたくさん入れるようであれば、「SideQuest」ランチャーをインストールしておけば、快適なUIでアプリを起動することができます。
【OculusQuest】SteamVR・ゲーム+DMM・VR動画に無料で対応する方法! まとめ
「OculusQuest」でSteamVRのゲーム+DMMVR動画に無料で対応する方法を紹介しました!
あなたのOculusQuestでも、ちゃんとSteamVRが起動できたでしょうか?
これでPCの性能さえあれば、SkyrimVRなどの対策もQuestで楽しむことができます。
今後、OculusLinkが実装され、QuestでもRiftの作品が楽しめる予定ですが、PCとの接続が有線になってしまいます。
OculusQuestの長所は、「無線で気軽にVRを楽しむ」ことだと思うので、OculusLinkが実装されても「ALVR」で無線でSteamゲームを楽しむのは使える機能。
今回紹介した方法は、公式には推奨される方法ではないので、突き詰めるとやらない方が良いですが、興味があれば自己責任のもと試してみてください。
「SkyrimVR」などの大作がプレイできるのは魅力です。またセールやらないかな・・・
それでは!