こんばんはー かばろぐです。
最近、脱線が多いですが、本日は日本語についてです。
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「役不足」の正しい使い方は知ってて当然?

役不足が誤用されることが多いというのは、広く知られていると思います。
ここまで知られていると、もう誤用している人はいませんよね?というくらいなのかなと個人的には感じています。
念のため、役不足の正しい意味
役不足:役目が実力不相応に軽いこと。
例文:「彼は係長では役不足だ。すぐにでも課長に昇進させるべきだ。」
誤用例文:「課長に昇進するなんて私には役不足です。」
つまりは、人に対して「役が不足している」状態で、意味から考えると間違えませんね。
それは誤用なのか、それとも正しい意味なのか。

<電話> ※ 実際の内容から簡略・一般化しております。
私「来週の会議、A社からは、いつも係長の○○さんに出ていただいてますが、来週は○○部長に出ていただけるとのこと、ありがとうございます。」
A社部長「私には役不足かと思いますが、参加させていただきます。」
私「ありがとうございます!」
電話切った後・・・役不足?あれ、もしかして機嫌を損ねている?
といっても、それは正しい意味でしょうか。それとも誤用でしょうか、なんて聞けないし、そもそも、誤用ですかと聞くこと自体が失礼となるため、もう流すしかないのですが。
おそらく誤用だろうと思いつつ、もしかすると、会議の調整に不満があったのか?などと、もんもんと考えてしまいました。
「役不足」は封印!代わりの言葉を使おう
「役不足」という言葉を使った場合、
① 正しい意味で受け止めてもらえる。
② 誤用の方の意味で勘違いされる。
③ 正しい意味、誤用?と人を困惑させる
という3つですが、正しく使っても「へー、正しい役不足の使い方知っているんだ、すごいすごい」という冷ややかな目線を浴びる可能性があります。
また、②から、役不足の正しい意味の説明を始めるという展開は、私は性格的に最も避けたいパターンです。
もう「役不足」は封印して、代わりの言葉を使いましょう!
正しい「役不足」の代わり
例文:「彼は係長では役不足だ。すぐにでも課長に昇進させるべきだ。」
代替文①:「彼は係長ではもったいない。すぐにでも課長に昇進させるべきだ。」
代替文②:「彼は係長に収まる器ではない。すぐにでも課長に昇進させるべきだ。」
誤用「役不足」の代わり
誤用例文:「課長に昇進するなんて私には役不足です。」
代替文①:「課長に昇進するなんて私には力不足です。」
代替文②:「課長に昇進するなんて私には荷が重いです。」
正しい日本語よりも誤解のない日本語
役不足など誤解の多い日本語は、正しい使い方を知っていても使わないのが無難だと思います。
他に表現のない場合は仕方がないですが、そのようなケースはレアですね。
特にビジネスの場や初対面の人相手など、訂正・確認が難しい場合は避けましょう!
必要のないところで、他人に気を使わせたり、使ったりしたくないものですね。
それでは!












