仮想通貨が暴落している今日この頃ですが、そんな時こそ、現在の私のメインの投資であるロボアドバイザーについて、振り返ってみたいと思います。
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手数料はどちらも同じ 年1%
手数料は、預かり資産に対して年率1%、3,000万円を超える部分は0.5%です。
これは申し合わせたように、どちらも同じ率となっています。
WEALTHNAVIは、長期運用によって、半年毎に0.01or0.02%手数料が安くなり、0.9%まで安くなります。
運用方針は、「分散投資」で大きくは同じ方向性
運用方針としては、株式、債券、その他(金、不動産など)を世界分散で投資するということで、大きくは同じ方向性です。
WealthNaviが代表的なETFを絞り込み投資するのに対して、Theoは幅広い銘柄から選定しております。
いずれにしても、コストが安いインデックス系のETFを購入し、分散投資する方針は同じです。
Theoの方が、新興国でも国ごとの商品を購入しているため、個別の配分を独自に決定できる可能性はあります。
ただし、「ロボアドバイザー」の趣旨から言って、「韓国」が上がりそうだから「韓国」の配分を大きくする。というものではないと思われるため、世界分散投資が行われて入れば、そこに大きな優劣はないと考えます。
<WealthNaviの組み入れ銘柄>
 
 <THEOの組み入れ銘柄>
 
 
【重要】リスク許容度は設定できるが、最大リスクが異なる
では、どちらでも良いのか?と考えるところですが、実際に運用してみたところ、リスクの取り方に大きな差があることがわかりました。
WealthNaviでは、投資スタンスの質問に答えることで、5段階のリスクを選択することができます。

WealthNaviの最大のリスク5では、株式が80%の割合を占めます。
しかし、Theoでは、私の積極的な姿勢を入力した「値上がり益重視」の方針でも、株式の割合は56%です。

このことから、WealthNaviの方が、よりアグレッシブな運用方針を提示していることがわかります。
ちなみにTheoでは、資産比率を手動で設定することもできますが、そんなことをしたい人は自分でETFを買う層であり、ロボアドバイザーの顧客とはならないため、現実的に使用しない機能だと思います。
資産のリバランスの頻度について
ロボアドバイザーは、資産のポートフォリオが崩れると、自動でリバランスをします。
その頻度は、両者で異なります。
・1年毎に最適portforio更新
・6か月、または5%乖離でリバランス
・1年毎に最適portforio更新
・1か月ごとにリバランス
・株は3か月、その他は1か月ごとに投資先の更新
Theoの方が小まめにリバランスをしますね。これはどちらが良いのか、一概には言えません。
個人的な感想レベルですが、WealthNaviのリバランス方針は特に疑問は沸かないですが、Theoは急激な下落が起きても、見直し時期が来るまでは動かないのか?と少し疑問があります。
積み立て投資をしているのであれば、都度、新規積み立てでリバランスが行われます。
・H29.9~H30.1 +6.9%
・H29.11~H30.1 +4.7%
Theo
  ・H29.11~H30.1 +1.4%
※ 毎月積み立て等も含めた、私個人の運用実績
Theoも株だけなら+4.9%です。単純に投資方針でリスクを取ったか取らないかの差と考えられます。
下落局面であれば、Theoの方が成績が良かったはず。
積極的な投資をしたいのであればWealthNavi、こまめなリバランスでポートフォリオどおりの成果を望むのであればTheoということになりそうです。
個別売買の方が利益を出せる?
WealthNaviとTheoのことを書いているブログなどを読んたところ、「年で〇%しか上昇しないの?それなら、個別売買でもっと利益だせるから、ロボアドバイザーなんていらない。」というようなものを目にしました。
これは書いた方は、投資リテラシーが低いのか、継続的に利益を出し続けることのできる天才トレーダーか、ということになります。
ロボアドバイザーは、長年の投資経験の蓄積により、安定的な利益を目指したもので、短期的な利潤を目指すものではありません。
例えば、私も投機で仮想通貨をやっていますが、現在、メインの投資はロボアドバイザーです。
私も仮想通貨では、一時期、ロボアドバイザーのシミュレーションでは30年かかるような、ものすごい含み益がでていましたが、だからと言って、メインの投資にしておけば良かったとは思いません。
ロボアドバイザーは、投資生活の中心となることのできる商品です。
投資初心者の入り口となれる商品なのに、変な情報で食わず嫌いになるのは残念なことです。
ETFの方がコストが安い。手数料が高すぎる?
これは正論です。
この意見は非常に投資リテラシーが高い方から出てくるものだと思います。
WealthNaviとTheoで購入しているようなETFを直接買えば、1%の手数料は不要です。
年間1%違うと、30年運用した場合、相当大きな差になってきます。
例えば、毎月3万円ずつ、30年間投資した場合、4%なら2,100万円ですが、5%なら2,500万円になります。
ただ、ロボアドバイザーの良い点は、
・相場が大きく変動した際の自動リバランス
・積み立て投資時の自動リバランス
・時間がまったく必要ない
というところです。
私はリーマンショック時も投資をしていましたが、あのような状況で淡々とリバランスをするのは相当な精神力が必要です。
そこで変な動きをしてしまうと1%どころか、大きな損害を負ってしまう可能性があります。
また、最適ポートフォリオを目指して、積み立て投資を行うのは、時間的な負担が大きすぎます。
精神的・時間的な負担、また精神的なミスによる損害を防ぐための手数料として、1%を払うのが高いのか?という判断になります。
株主優待を目的に株を選ぶ・・・とかなら楽しいですが、低コストの投資信託を吟味して選び、リバランスすることを楽しめる人は、かなりマニアックな趣味の人に限られると思います。
ロボアドバイザーでの投資を始める手順
口座を開設してお金を入金するだけで開始
公式ページから登録 → 身分証等の提出 → 口座開設 → 入金 → 自動で投資開始
です。非常に簡単です。
<WealthNavi>
 公式サイト
 
 
 <Theo>
 公式サイト
積み立て投資がおススメ
積み立て投資が圧倒的におススメです。
ロボアドバイザーは長期投資を目的としたものです。
また、積み立てにより最適ポートフォリオにリバランスできます。
ドルコスト平均法により、資産形成の中心にロボアドバイザーを据えるのも良いと思います。
銀行口座を登録することで、毎月一定の金額を投資することができます。
SBI証券経由でも口座開設可能
SBI証券経由でも、WealthNaviとTheoが開設できます。
私もこの流れで口座を開設しました。
既にSBI証券に口座を持っている方なら、スムーズに開設可能です。
税金について
ロボアドバイザーでの投資では、通常の投資信託と同様に、源泉徴収の有無などを選択できます。
「源泉徴収あり」にしておけば、確定申告は不要です。
ただし、配当金に対して米国での課税が行われることもあり、その場合、確定申告で外国税額控除を行えば、還付されることがあります。
これは、ロボアドバイザーに限った話ではなく、海外のETFを購入している場合も同様ですね。
無視しても、少し損をしますが、特に問題(法的な意味で)はありません。
私は、いずれにしても確定申告をするため、併せて申告する予定です。
投資生活の中心にロボアドバイザーはおすすめ!
とりあえず、投資を始めようという人にもロボアドバイザーはおススメです。
もし、より勉強してみようという気になれば、ロボアドバイザーが買っているETFのことなどを勉強するのも良いと思います。
投資が本当に身近になっている現代で、全資産を日本円で持っているのは、それだけで不利なことです。
意外と、投資は何もやっていないという人も、まだまだいるんですよね。
初心者向けにも、中級者向けにも、楽をしたい上級者向けにも、ロボアドバイザーは選択肢の1つになると思います。
それでは!















